船橋市前原西 津田沼駅から徒歩3分の 歯医者 中台歯科医院です。当院では一般歯科・虫歯治療・歯周病治療・予防歯科と皆様のお口を守る治療を行っております。

マタニティ歯科とは、妊婦さんの抱えるお口の問題を解決し、妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんの健康を守っていくための歯科診療です。
妊娠中はホルモンの変化や体調の不安定さから、お口のトラブルが多くなります。妊婦さんのお口の健康は、赤ちゃんへの影響を考慮して正しいケアが大切です。もし健康状態が悪化した場合には胎児に影響を与えることも十分にあり得るため、慎重に注意を払って健康管理を行っていく必要があります。

受診について

当院では、妊婦さんが通っている産婦人科に必要に応じて問い合わせして、レントゲン、投薬、治療にあたっています。

(1) 妊娠初期の歯科治療(妊娠1ヵ月～4ヶ月)
妊娠初期は、胎児の各器官が形成される大切な時期であり、母親にとっても胎盤が成熟する準備期間です。そのため、妊娠中最も不安定な時期と言われます。
この時期の歯科治療は痛みを優先するための応急処置（対処療法）に留めることが基本です。
必要以上の処置は控え、慎重に経過を見守ることが推奨されます。
また、妊娠の可能性がある場合は、必ず事前に歯科医師へお伝えください。
適切な治療内容や対応方法を判断するために重要な情報となります。

（2）妊娠中期の歯科治療（妊娠 5 ヶ月から 7 ヶ月）
妊娠中期は、胎児・母親ともに一番安定している時期です。そのため、この時期は安心して歯科治療を受けやすいタイミングと言えます。
必要な処置は、最低限この時期に最低限必要のが理想的です。 抜歯などの外科治療も基本的に問題はありませんが、ご不安のある方は無理をせず、可能であれば出産後に治療を行うことも選択肢の一つです。
また、治療で使用するお薬については、妊娠中でも安全なものを選んでいますが、産婦人科の先生の判断と連携を取りながら慎重に考えております。
少しでも気になることがあれば、ご遠慮なくご相談ください。

（3）妊娠後期の歯科治療（妊娠 8 ヶ月から 10 ヶ月）
妊娠後期になると、お腹が大きくなることで子宮がみぞおち付近まで上昇し、心臓や肺が圧迫されやすくなります。
歯科治療はこの時期でも基本的に問題なく乗り越えられます。
治療中に仰向けの姿勢を長時間続けると、お腹が圧迫されて苦しくなる場合があります。
そのため、妊婦さんの体調を優先し、治療時間を短く設定したり、途中で休憩を挟んだり、リラックス角度を調整するなど柔軟に対応します。
ご心配な点がございましたらご遠慮なく歯科医師にご相談ください。

◎ 妊娠中のレントゲン撮影について
私たちは、日常生活の中で、常に自然放射線と呼ばれている微量の放射線にさらされており、これを自然被爆と呼びます。 自然被爆には、太陽や宇宙空間から降り注ぐものなど、ごく身近なところに多く存在しています。

妊娠中にレントゲン撮影をすると、放射線による被ばくが胎児に影響を及ぼすのではないかと心配される方も多いと思いますが、
歯科でのエックス線撮影に際しての被爆は一日の自然被爆の約 3 分の 1 以下で、被爆としてはごく微量です。従って、過度に心配される必要はありません。

◎ 薬を飲む時に注意すること
抗生物質にも、おなかの赤ちゃんに影響せず、妊娠中に使えるものがあるので、妊婦さんの歯の治療でも抗生物質を使うことがあります。 その場合は、妊婦さんが通っている産婦人科の先生に確認して、承諾を得てから使うようにすることがほとんどです。
大切なのは、歯科を受診した時に、必ず自分が妊娠していることを伝えること。
おなかの赤ちゃんに影響のない治療方法や薬を選択をするので心配しないでください。

◎ 大きいお腹が苦しいときは？
おなかが大きくなると、治療の時のあおむけ姿勢が苦しいという人もいるでしょう。
その場合は、少しだけ背もたれを傾けて、医師が立って治療するなど、妊婦さんが苦しくない体勢で行います。
つわりの時期に、治療途中で気持ちが悪くなってしまった場合などは、少しずつ休憩しながら治療することもあります。 なるべく妊婦さんの体調に合わせた治療をしますので、遠慮せずに伝えましょう。