虫歯が進行し神経まで達して痛みが出てくると、歯の中を通っている神経を取り除く治療が必要になります。
また過去に神経を取った歯の中にも、期間が経過すると膿がたまり腫れや痛みが出ることがあります。
歯の中の神経や血管の通っている管のことを根管(こんかん)と呼びますが、この根管内の神経を取り除いたり、根管にたまった膿を出して、根管をきれいに洗浄し薬を詰める一連の施術を「根管治療」といいます。
こちらのページでは根管治療について詳しく説明します。ぜひ参考にしてください。
アクセス
【所在地】
〒274-0825 船橋市前原西2-13-1
藤和津田沼コ-ポ103
JR線「津田沼」駅から徒歩3分/夜19時まで診療
診療について
- 診療時間
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[月〜水、金]
9:00~12:00
13:30~19:00
[土]
9:00〜12:00 - 休診日
- 木・日・祝
根管治療
根管治療とは?

根管治療が必要な症状
根管治療を行う必要のある主な症状は以下のとおりです。
虫歯が神経に達して激しい痛みが生じる時
虫歯が進行して根管内の神経にまで達した時、「しみる」「痛む」などの症状が現れます。 この痛みを取るため、麻酔をして神経を取り除く治療が必要になります。
根管内の神経が死んでしまった時
歯をぶつけたり、虫歯が進行して神経を侵食すると、根管の中にある神経が死んでしまう場合があります。
死んだ神経は根管内で腐って細菌を発生させ、この細菌が歯の根に到達すると噛んだ時に痛みが出るのです。この痛みを取り除くため、死んだ神経を根管治療によって取り除きます。
根管や根の先端に膿が溜まって痛みや腫れがある時
過去に神経を取って根管治療を行った歯の根管や根の先端に、再度細菌が感染して膿がたまることがあります。
膿がたまると、歯肉の腫れや痛みの原因になり、さらには頬まで大きく腫れることがあります。
この場合、以前に根管に詰めた薬を除去してたまった膿を出してから、再度根管や根の先端をきれいに消毒する処置が必要となります。
当院の根管治療の流れ
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根管内の神経を取り除きます
- 根管治療では、はじめに痛みの元となっている神経を取り除く治療を行います。
人によって根管の中に通っている神経の本数は異なりますが、死んだ神経を取り除く時に1本でも見落としてしまうと歯の根の中で神経が腐り、細菌を発生させます。
発生した細菌は再び痛みを引き起こすため、このような場合は再治療しなければなりません。 そのため、根管治療時は根管内に神経を必ず残さないように注意します。
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根管内をきれいに洗浄します
- 歯の中の神経を取り除いたのち、根管内をきれいに洗浄します。根管内は楕円形や三角形、樋状、二股状というように、とても複雑な形をしています。そのため、細部まで洗浄を行き届かせるためにファイルという専用器具を用いて根管内を隅々まで殺菌・洗浄していきます。
この時、根管内に細菌を残さないことはもちろんのこと、治療中に細菌が入り込まないように細心の注意を払います。細菌を根管内に残したまま治療を終了すると、何度も再発を繰り返す恐れがあるためです。
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洗浄した根管の中に薬を詰めます
- 根管内の神経を取り除き、細菌が入らないようにしっかりと洗浄してきれいになった根管の中に、ガッタパーチャと呼ばれるゴムのような薬を隙間なく詰めていきます。
この時、根管の中に隙間ができてしまうと細菌の住処となり、治療後も再発を繰り返してしまう場合があるため、薬を緊密に詰めるよう注意します。
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レントゲンを撮影して薬がしっかり詰まっているかを確認
- 洗浄した根管内に薬を詰めれば、「根管に薬の行き届いていない場所はないか」を確認するためレントゲン撮影を行います。
根管の中にまだ隙間がある場合は再度詰め直し、再発を防止します。
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治療した歯を詰め物や被せ物で保護します
- 根管内にしっかりと薬を詰めたことを確認したのち、補綴物(詰め物や被せ物)を使って治療した歯を保護します。ほんの僅かな歯の欠損であれば小さな詰め物を詰めて治療することができますが、根管治療を行った歯は大きな欠損がある場合がほとんどで、被せ物を作製し被せる治療が必要となります。
被せ物につきましては、金属単体で作製するものから審美性・耐久性に優れた白い材料で作製するものなどさまざまな種類の被せ物がございます。
当院の修復治療については審美治療にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。